院長挨拶

院長 新堂 修康

皆さまは、クリニックに何を求めますか?

人にはそれぞれ人生の目標、願望といったものがあるのではないでしょうか。
家族と充実した時間を過ごしたい! 取り組んでいる仕事を成し遂げたい! 旅をして、いろんなものを観たり、感じたりしたい! といったようなことです。
私は、クリニックの役割というものは、皆様が病気に悩まされる時間をすこしでも減らして、目標や願望を叶えていけるための一助になる ということだと思います。
誰しも、人生を歩んでいく中で年を取り、病気を患います。
中でも糖尿病という病気は、私にとって、祖父や父も患っていた大変身近にある病気でした。しかし、身近に潜んでいるにもかかわらず、知らず知らずのうちに眼や腎臓といった臓器や血管・神経までも蝕み、症状が出たときには、もう元には戻れないという、サイレントキラーの異名をもつ恐ろしい病気でもあります。
私は、医学部生の頃から、この糖尿病に関わる診療、研究をライフワークにしようと決意し、これまで市中病院で、糖尿病診療、内科総合診療、夜間救急という経験を積んできました。その経験のなかで、この糖尿病というものが、いかに血糖値だけをみていては不十分で、常に全身に目を向けなくてはならないことを痛感しました。
そして、キャリアの中でもう一つ大きな確信を得ました。
それは、早期発見・早期治療! さらには予防することの大切さです。
早期発見といえば、3大死因のひとつである癌(がん)を想起する方が多いでしょう。
ご両親を、ご兄弟をがんで亡くされた方々、たくさんいらっしゃるでしょう。私もその一人です。これこそ人生の妨げとなる権現のようなものかもしれません。
皆さん自身も大丈夫だろうかと大変ご心配だと思います。
当院では、早期発見ではなく超早期発見を目標とし、血液一滴から全身のがんの有無を検索する検査もご用意しています。定期健診としてお勧めします。
また私は、予防接種をおおいに推奨します。
副反応の問題は切り離せませんが、やはりメリットが大きいと思います。保険診療が適応されるものだけでなく、有用なものについてはその都度相談しながら、すすめていきたいと思っています。
学生時代からのライフワークである糖尿病診療、そしてもう一つの柱である予防医療、早期診療。
これらを核として私がこれまで学んだもの、得たもののすべてを、この尼崎の地で皆様に提供していけることに大変感謝しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さまとの出会いを楽しみにしております。

しんどう内科クリニック 院長 新堂 修康

学歴

  • 大阪大学医学部卒業
  • 大阪大学医学部博士課程 学位取得

職歴

大阪大学卒業後、同大学医学部附属病院、国立病院機構 大阪医療センターにて初期研修を終え、同大学医学部博士課程にて肝臓の代謝に関わる研究にて学位を取得。
2010年からは、市立東大阪医療センターに内科医長として勤務。
その後、同センター長から総合診療科の立ち上げを拝命し、総合診療科部長となった。
その間、2017年からは、兵庫医科大学 臨床教育准教授を拝命し、兼任。
2018年、ご縁あって大学時代の友人が院長をしていた明倫ファミリークリニックに転職。
2020年4月 同クリニックの改装に伴い、新たに、しんどう内科クリニックを開設し、現在に至る。
友人とは、現在も強固な医療連携を行っている。

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本病院総合診療医学会
  • 日本糖尿病学会
  • 日本老年医学会

専門医 ・資格等

  • 日本糖尿病学会 専門医
  • 日本内科学会 総合内科専門医
  • 日本病院総合診療医学会 認定医